知的でやさしい表情からズバリと相手の心をえぐる究極的な診断を繰り出したりマジックテクニックを披露して、テレビで大人気のメンタリストDaiGo。その経歴から魅力を紐解いてみます。
メンタリストDaiGoの経歴紹介
メンタリストDaiGoは1986年生まれ、静岡県出身です。
東京の私立高輪中学校・高輪高等学校を卒業し、一浪後に慶応義塾大学理工学部物理情報工学科に入学します。
さらに慶応義塾大学大学院理工学研究課程に進学しますが中退しています。
大学院中退の理由としては、メンタリスト活動に専念することと、母が亡くなり研究者としての姿を見せられなかったことがあげられています。
大学在学中に英国の有名なメンタリストであるダレン・ブラウンの影響を強く受けてメンタリストとしての道を歩み始めます。
その後メンタリストDaiGoとしてテレビに出演し始め、メンタルマジックと言われるスプーン曲げや読唇術などで大きな反響を呼びます。
さらに現在では企業セミナー講師や経営コンサルタントなど活躍の幅を広げており、20冊を超える著作も発表しています。
メンタリストDaiGo苦難の小学校時代
テレビで見るメンタリストDaiGoは常に冷静で柔和で、知性的な態度と表情で的確な言葉を投げかけてくれます、まだ若いにもかかわらずよくそれだけ会得したものだと言いたくなるような、ある意味完成された人間性を感じさせてくれます。
相手の心をひきつけるのに十分なパワーを持ったメンタリストといっても過言ではないでしょう。
そんなメンタリストDaiGoですが、小学校時代の体験を聞くと驚きの事実が浮かび上がってきます。
小学校でのいじめと言えば画びょうを上履きの中に入れたりトイレ中の個室に上から水をかけたりというのがドラマなどで見られる定番ですが、彼は実際にそれを頻繁にやられていました。
そういった耐えがたいつらさの中で、「大人になったら絶対に強い権力を手に入れてこいつらを見返してみせる」という信念を心に抱くようになっていったそうです。
自殺をも意識させられかねないこのような苦難の逆境が、未来のメンタリストDaiGo誕生への大きな布石となっていったのでしょうね。
メンタリストとなってからも紆余曲折が
大学時代に出会ったメンタリズムがメンタリストDaiGoの人生を大きく変えました。
彼はメンタルマジックなどのパフォーマンスであっという間にテレビ番組に引っ張りだこになります。
これまで聞いたことがない「メンタリスト」という職業の不思議さと驚くべき能力に、多くの視聴者が強い関心を寄せたことは想像に難くありません。
メンタリストDaiGoは睡眠時間を削らざるを得ない程のスケジュールの中で日々を過ごすことになります。
過密なスケジュール、過大なプレッシャー。そんな過酷な状況の中でメンタリストDaiGoの心はボロボロになっていったそうです。
それに対して彼が実行したのは「逃げる」ということでした。
これはテレビ界からの逃走という意味ではありません（打ち合わせのすっぽかしやリハーサルさぼりくらいはあったそうですが）。
その辺が普通の人間と違うところでしょうか、さすがメンタリストの面目躍如とでもいうべきでしょうか。
「これは自分が本当にやりたいことじゃない。ここは自分が本当にいるべき場所じゃない。他にやるべきこと・いるべき場所がきっとあるはずだ」
という、言ってみれば精神的逃避だったのです。
物理的・肉体的な逃避ではなく心の中で自分を別方面に解放しようとする、ある意味ハイレベルの逃避と言ってもいいでしょう。
想像するに、この時の苦痛も小学校時代に受けたいじめによる苦痛に勝るとも劣らない程の強烈さだったのではないでしょうか。
しかしこの経験が精神的鍛錬となってメンタリストDaiGoに良い方向に作用したとも言えそうです。
そんなとき、講義を受け持っていた大学の学生からかけられた一言が彼を完全復活させたのです。
それは「DaiGoさんのパフォーマンスが僕の人生を変えてくれました」という言葉でした。
捨てよう逃げようとしていたメンタルパフォーマンスが、実は他の人の力になっていたんだとあらためて知ったメンタリストDaiGo。
紆余曲折を経ながらも自分の道を再び歩み続けることを決意したメンタリストDaiGo。
活躍の場はますます広がり、存在の重要性も大きくなってきています。
[…] 苦難をのりこえて誕生した！メンタリストDaiGoの経歴 […]