簿記革命さんに掲載していただきました!
日商簿記1級を受験し合格しました。
日商簿記2級まで取得して1級を目指す方も少なくありません。
しかし合格率は約10%の狭き門。
日商簿記1級の仕組みから勉強方法まで、実体験を記載しますので、これから日商簿記の試験を受ける方は是非参考にしてみてください!

簿記|商工会議所のHPはこちら:https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping
日商簿記試験を受けた理由

「せっかく2級まで受けたし、持ってて損はしないし、時間あるし、受けてみるか」と軽い理由で。
簿記は全ての会社で共通する知識だし、1級ともなれば一目置かれます。
2級まですんなり取れた方であれば、1級も努力次第で取得出来ます。
他の高難度資格では受験条件がありますが、簿記はありません。

日商簿記1級の受験の仕組み

私の受けた日商簿記には、1級の他に2級、3級もありますが、その2つのクラスと比べても1級の合格率は低く、わずか10%ほどです。
狭き門となっている日商簿記1級ですが、一般的に70%以上得点をすれば見事合格できると公式で発表されています。
実際に、2級、3級に関してはその絶対評価型試験の特徴が顕著に出ていて、毎回合格率はバラバラです。
しかし、1級に関しては10%前後をほぼキープしています。
本当であれば、他の級と同じく7%の時もあれば15%の時もあるはずです。
けれでも、1級は合格率が変わりません。
理由としては、仮に合格者が大量に出てしまうと日商簿記1級という日商簿記の資格の中で最も位の高い資格の価値が下がってしまうからだと思われます。
そのため、日商簿記試験は1級のみ「傾斜配点」という公平なバランス調整を施している可能性が高いと言われています。
逆に考えると、合格率を一定に保つということは、過去問とほとんど変わらない問題が出題される可能性が高いということです。
日商簿記1級合格に向けた勉強法

私は、大きく分けて3種類の勉強をしました。
「テキストによるインプット」「問題集によるアウトプット」「過去問による実践演習」です。
テキストは「簿記革命」というわかりやすいと評判のものを買い、ひたすら読み込みました。
https://wwboki.jp/
私の場合は、最初に計30時間読んでインプットしました。
簿記革命1級の4科目の全字数は80万文字となっており、一般人の読む速度は平均で毎分500字だとされています。
この事から考えると通常27時間に満たないほどの時間が必要になります。
また、日商簿記に向けての勉強で一番重要だといわれているアウトプットの部分は、簿記革命の問題をひたすら解きました。
8周しましたが、採点や解き直しなども含めておおよそ500時間でした。
過去問に関しても過去5年間のものを5周、過去6~10年のものを2周して200時間ほどかかりました。

試験当日のこと

おおよそ730時間の膨大な勉強をしたので、合格率10%の試験ではありますが自信を持って臨むことができました。
他の受験者もいる大部屋に通され、数十分の待機時間、最後の見直しとチェックを行い、そして試験が始まりました。
試験は「商業簿記・会計学」という科目で90分、「工業簿記・原価計算」という科目で90分、合計3時間の試験でした。
このたった3時間に全力をぶつけるため何百時間もの努力をした自分を常に信じながら、問題を解きました。
あまり集中していたもので周りの人がどんな雰囲気で試験を受けていたかまでは覚えていませんが、全科目が終了した際には達成感が溢れました。
手ごたえはありましたが、自己採点で合格ラインとされる7割を軽々超えていることを確認し、合格発表までもあまり緊張することなく過ごせました。
そして合格発表の日、発表場所となっていた商工所へ行き、自分の番号が書いてあることを確認、晴れて合格して証書を受け取りました。
日商簿記1級を受けてみて

勉強は確かに大変でしたが、無事に一発合格を果たし、資格を手にすることができました。
これから日商簿記1級を受験する方の参考になればいいなと思います。
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