【書評】「アップルのリンゴはなぜかじりかけなのか」は脳科学に基づいたビジネス書 著:廣中直行

廣中直行氏の著書「アップルのリンゴはなぜかじりかけなのか」は、脳科学に着眼点をおいたビジネス書です。

商品開発の段階における効率的な手段としてのニューロマーケティングを提唱しています。

 

zabi
難しそうだけど簡単に書かれています!

 

廣中直行氏の経歴や人柄

2019.01.10

 

かじりかけの理由

良質な商品を作る手段として、一般的に商品開発の段階で消費者へのモニタリングが不可欠とされてきました。
しかし現代のビジネスにおいては、その前段階である、人々が気づいていない「欲求」を呼び覚ますための商品開発が求められています。

 

zabi
もはや「欲求」が出来る前にコントロールして作っちゃうんですね

 

「アップルのリンゴはなぜかじりかけなのか」は、無意識のニーズを掘り起こすために必要なことで、脳科学の視点からビジネスを考えることを主眼としています。

さらに、確実性が高く効率的な戦略として、ニューロマーケティングを提唱しヒットの方程式を一斉に公開します。

「新奇性」と「親近性」、「サプライズ」や「計画的陳腐化」、「単純接触効果」に「他者の力」など、廣中直行氏が研究した結果をもとにした、マーケティングの法則を説明しています。

新規ビジネス計画や既存商品の売り方の見直しを行う際のヒントも、ここに掲載されています。

 

ニューロマーケティングについて論じた内容

「アップルのリンゴはなぜかじりかけなのか」は、全11章で構成されます。

1章から3章まではこの本のメインとなる、「ニューロマーケティング」について説明しています。

概論や方法論、脳の予備知識に触れつつも、マーケティングは時代により変化すること、数値ではなくいかに好きになってもらうかが、重要であることを論じています。

4章から10章は、人の心にあるあらゆる法則を、自身の研究結果に基づいて著者の言葉でまとめ直していることが特徴です。
珍しさと懐かしさのバランスから、「新奇性」と「親近性」を論じ、期待を裏切る商品作りの説明から始まります。

後付けで消費行動を理由付ける、不満の演出を行うことやいい気分にさせるといった感情的なものも含まれています。

認知度を向上させる方法や口コミを活用したマーケティングの手法についても、記述されています。

最終章の11章では、ニューロマーケティングの未来と、「アップルのリンゴはなぜかじりかけなのか」という問いに対する本質的な答えが記されています。

 

脳科学を活用したマーケティングをわかりやすくユーモラスに書いている

「アップルのリンゴはなぜかじりかけなのか」との題名から、アップルコンピュータやリンゴという果物を想像しがちですが、実際は人の心理をビジネスに応用した内容になっています。

脳科学というと難しいという印象がありますが、実例を出しながら、要約しているため読みやすいと感じました。

人が考えることを意図的に操作し、好きになってもらうという心理的な側面が論じられています。

従来の手間がかかるマーケティングを、効率性の高いものに変えることができるという点で学びの多い本です。

人の心を読むための法則について書かれている部分は、マーケティングの法則をリストアップした内容です。

例えば、人が感じる「好き」には、「新奇性」という新しさ、「親近性」という懐かしさの2種類があることを理解でき、コーラ戦争の事例をもとに説明している点で理解しやすいと感じました。

自社商品を何度も宣伝する「単純接触効果」にも触れられており、とにかく露出度を増やして認知度を上げることや、口コミという他社の力の利用法も書かれていました。

 

マーケティング活用のヒントが書かれている

「アップルのリンゴはなぜかじりかけなのか」は、人の心理を掴むマーケティングの手法、ニューロマーケティングについて書かれています。

身近な商品を事例としてマーケティング活用のヒントを得ることができる本になっています。









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