名著「影響力の武器」を分かりやすくした作品

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タイトルの通り、名著を「やさしく解説」されている作品です。

具体的にどんな作品だったのかを紹介していきます。

 

そもそも「影響力の武器」って何?

 

社会心理学者のロバート・B・チャルディーニによって書かれた一冊の本が「影響力の武器」です。

ビジネスにおいて「影響力」を必要とする私は、タイトルだけでこの本に興味をそそられました。

この書籍を書くために、チャルディーニは潜入捜査を行い、宗教団体やセールスマンなどの話術におけるプロたちのスキルを研究しました。

そして様々な説得の場に携わったことで得たテクニックはもちろんのこと、心理的な効果を分析し、この本にまとめたのです。

ただ内容が多く、シリーズのように何版もされているため、私のような初心者には読解するのがなかなか難しいというのが現状です。

そこでこの本をより分かりやすく解説したのが黒木香苗さんの「やさしく解説 5分で読める『影響力の武器』」です。

私はまずこの作品を読んで中身を理解してから、原作となる本を読んでより理解を深めていこうと考えました。

 

人間はある程度パターン化されている

 

人にはそれぞれ個性があり、決して同じ人間などいないと思っていました。

しかしこの考え方をいきなり覆したのが「人間の行動は一定の条件があれば自動化される」ということでした。

例えば誰かからプレゼントをもらったとします。

それに対して「何かお礼をしなければ」という心理が働いたり、少数派よりも多数派と同じ行動をとろうとするなどの傾向があります。

これは生き物として当然のことであって、何も不自然なことではないということが書かれています。

その他にも様々な条件が記載されていますが、どれも日常的なことに当てはめると納得ができる内容でした。

こうした人間の心理をビジネスに役立てることができるというのです。

前述した例で言うならば、プレゼントをしたことで相手に「何かお返しをしなければ」という心理状態にさせることを利用し、自分から親切な行いをして自分の要求を承諾しやすくさせるという方法があります。

これがまさに影響力を武器にしていると言えるでしょう。

人間が無意識にコントロールされる要素は大きく分けて6つあります。

どれも正しいとか間違っているというような判断がされるものではなく、自然とやってしまう行動パターンだと納得できます。

だからこそビジネスに成功している人たちには言葉による説得力が強いのだろうと感じました。

 

分厚い本も簡単に理解できちゃう

 

読めば読むほど面白く、日常に置き換えて考えることができるからこそ、多くの人に愛されているのが「影響力の武器」の魅力だと思います。

ビジネス本と聞くとハードルが高く感じますが、それすらも感じさせないように黒木香苗さんは内容を噛み砕いて1冊にまとめています。

深く理解していきたいという人にとっては物足りないでしょうが、あまり本を読む時間を作ることができないという人や、読解力に自信がないというような人にとっては、とても分かりやすくありがたい本だと思います。

実際に私も最初にまとめ本の方を読んでから原作を読むと、内容がスムーズに頭に入っていきました。

その後原作の方を読みましたが、内容を理解しながら読めた時には、自分が賢くなったような感覚がして嬉しかったものです。

最初に原作を読んでから、内容を整理するためにまとめ本を読むというのも良いでしょう。

そうすれば本の内容を頭に定着させることもできると思います。

ビジネスは人間を相手にしながら行われることがほとんどです。

それは何もセールスなどの接客だけではありません。

普段は機械を相手にする仕事でも、取引先の別会社と話をしたり、一緒にプロジェクトを進めたりというに、誰かと関わりながら仕事をしていかなければ会社を成長させられないからです。

個人や法人に関係なく、何かを売り込むというときには、話術はもちろんのこと人間の心理や行動パターンについても知ることが、成功させるためには必要不可欠だと感じました。

 

読解できる喜びも感じられる

 

ビジネス本は難しいイメージがあります。

だからこそ読解できたときに達成感や喜びを感じることができるのだと思います。

原作だけではなく、まとめ本もあわせて読んでいき、理解を深めていくことをおすすめします。

 

黒木香苗の経歴や人柄

2018年8月11日







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