損害保険大学課程コンサルティングコースは、損害保険商品に関する高度で専門的な知識を有することを証明する資格です。
受験を一言でいうと

損害保険大学課程コンサルティングコースの受験を一言でいうと、「損保代理店を経営したい人のための試験」だといえるでしょう。
保険会社の商品である損害保険を、一般の顧客に対して販売するのが、損保代理店です。
損保代理店を経営するためには、保険会社との間で代理店委託契約を締結して、内閣総理大臣の登録認定を受けることが必要になります。
さらに「保険募集に関する法令や保険契約に関する知識」を習得するために、保険会社が規定する一定の教育を受けることが必要なのです。損保大学課程コンサルティングコースは、そのための教育制度のひとつとなっています。
試験情報

損保大学課程コンサルティングコースの試験を行うのは、日本損害保険協会です。
日本損害保険協会では損保代理店の経営を希望する人を対象に、損保に関する基本的な知識を学ぶ損保一般試験、上級の知識を学ぶ損保大学専門コース、さらに高度な知識を学ぶ損保大学課程コンサルティングコースの試験を行っています。
損保大学課程コンサルティングコースの試験は毎年6月頃に開催されますが、複数の会場で試験が行われるため、受験する地域により試験日が異なることに注意が必要です。
試験はCBT(コンピューター試験)となっていますが、自宅などで受験することはできません。協会が指定する会場に足を運んで受験することになります。
勉強について

損保大学課程コンサルティングコースの試験を受けるためには、協会が定める「教育プログラム」の受講が必要になります。
教育プログラムの内容はインターネットを活用した通信教育やセミナーとなっており、受講期間は4月から翌年3月までの12か月間です。受講にはインターネットが使えるパソコン環境が必須であり、さらに受講料として税込み69,980円(2019年度の場合)が必要です。
教育プログラムを受講してその内容をしっかりと理解することが、損保大学課程コンサルティングコース試験合格に必要な勉強になります。
受験記

私はこれまでに損害保険一般試験と損害保険大学専門コースに合格し、今回損害保険大学課程コンサルティングコースを受験しました。
試験には協会の募集人・資格情報システムから申し込み、メールで届いた受験票を印刷して、当日受験会場に持参しました。
試験はパソコンの画面に表示される問題を解いて、最適な選択肢をマウスでクリックする形式で行われました。
受験日の3日後に協会の募集人・資格情報システムにアクセスして試験の結果を確認すると、幸いなことに合格していました。
損保大学課程コンサルティングコースの受験については、教育プログラムの内容をしっかりと理解していれば、十分に対応できるのではないでしょうか。
損保大学課程コンサルティングコースにチャレンジしましょう!

損保代理店の経営を希望する人や、損保商品に関する高度で専門的な知識を習得したい人は、損保大学課程コンサルティングコースの受験にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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