【書評】「ブチ抜く力」著:与沢翼が伝えたいこと

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かつて時代の寵児ともてはやされた著者は、天国から地獄に転落することで、ひと回りも大きな人物となって帰ってきました。
本書には紆余曲折で彼が掴んだ、成功のための極意が詰まっています。

最短最速で実力を発揮する与沢翼の経歴

2019年3月31日

 

不死鳥のように復活

 

若い人は知らないかもしれませんが、本書の著者である与沢翼は、かつてネオヒルズ族としてもてはやされたカリスマ経営者で、「秒速で1億円稼ぐ男」として知られていました。

ところが、経営していた会社の税金問題で、天国から地獄へ転落してしまいます。

しかし、世間が彼の名前を忘れかけたころ、再び不死鳥のように復活しました。

本書では彼が復活するまでに残した、この4年間の軌跡が描かれています。
最短:最速で彼が復活できた原動力が、本書のタイトルとなる「ブチ抜く力」です。

与沢は決して器用な人間ではなく、複数のタスクを同時進行するのが苦手です。
一つの物事に集中すると、他のことが目に入らなくなると言います。

与沢は自分を分析しながら、不器用だからこそ最短・最速で結果を出せたと述べています。

 

本書が世に送り出された背景

 

与沢翼は海外不動産を多数所有しており、購入の経緯をSNS動画にアップしています。
投資の様子も動画で公開しており、根拠や値動きなども逐一報告しています。

加えて、自分の減量生活も発信続け、65日間で22キログラムの減量に成功しました。

@tsubasa_yozawa

彼自身は当初、自分の記録を兼ねて発信していましたが、それを観た視聴者の中に多くの与沢ファンが誕生しました。
彼らもまたストイックに何かに向き合っており、与沢からパワーをもらっていました。
そして、多くのファンが投資やダイエットでの成功談を、感謝を込めて与沢の動画コメントに載せています。

彼は自分の目的を最優先に、ストイックに生きてきました。
その生き方が誰かに影響を与え、やる気にもつながることに感銘を受けたと言います。
こうした事が後押しとなって、与沢が本書を世に送り出す運びになりました。

 

ストイックな生き方で結果を出す

 

人生のある境地に達した人間は、誰かの役に立ちたいと心底想うものです。
そのことは、目的達成のために手段を選ばない与沢も例外ではありません。

彼は誰かの人生を少しでも好転させたいと、人生を「ブチ抜く」秘訣を惜しげもなく披露しました。
それをまとめたのが本書であり、人生やビジネス、投資やダイエットなど彼が関わったあらゆる領域を網羅しています。

それらの秘訣は彼の人生で培われたものであり、一生かけて守り抜く覚悟がある絶対法則と述べられています。
本書を通じて一人でも多くの読者が、ストイックな生き方で結果を出せるようになるのが著者の願いです。
もちろん思うだけでなく行動に移すことが大事だと、著者は付け加えます。

 

思考は現実化する

 

かつて私は、成功者となった与沢翼を嫌っていました。
それは彼自身が人に嫌われるやり方で、知名度を上げるという手法をとっていたことも起因します。
彼は知名度こそが武器であり、それを得るためには人に嫌われることなど意に介しませんでした。
それも一つの「ブチ抜く」手法でした。

本書を読んでからは、私の中の彼は一回りも人間が大きくなっていました。
現在もアンチ与沢は沢山います。但し、そのことは彼自身が良く分かっており、アンチが増えれば増えるほど逆に喜んでいます。
事実、アンチとファンは表裏一体でもあり、アンチの増加と比例して与沢ファンも増加します。

本書の中では「思考は現実化する」と書かれています。

私も彼に習って、徹底して思考を諦めない人間でありたいと思います。
その結果たどり着いたのが、成功するためなら容赦なくリスクを背負うことです。
振り切れた言動によって人から嫌われても、私も一切気にしないい人間になろうと思います。
著者が最も嫌うのは大衆と同じ価値観であり、誰からも好かれる人間には価値を覚えません。

彼が価値を見出すのは、実際に結果を出している人間に対してです。それゆえ、本書を通じて私が「ブチ抜く」人生を獲得できれば、著者は喜んでくれるでしょう。

 

「ブチ抜く力」を身につける早道

 

本書では与沢節が炸裂しています。「ブチ抜く力」を身につけたいなら、彼の思考方法に習うのが早道です。

とても自信をもらえる本にもなっています。








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