【書評】「日本人の給料はなぜこんなに安いのか」という直球な疑問を解決する本 著:坂口孝則

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日本人の給料は世界と比較しても思った以上に安いと言われていて、様々な理由が考えられますよね。

今回はそんな疑問に答える著書である、坂口孝則氏の日本人の給料はなぜこんなに安いのかをレビューします。

 

コストとリターンの観点から分析

 

日本人の給料はなぜこんなに安いのかという著書は、経営コンサルタントとしてテレビでも活躍している坂口孝則氏が執筆した経済学に関する書籍になります。

タイトルにある日本人の給料がなぜ安いのかという疑問をはじめとして日頃多くの人が疑問に思っていることをコストとリターンの観点から経済学の目線で分析しています。

掲載されている疑問は主に4つあり、日本人の給料の安さに関するもののほかには、テレビで話題になった老後2千万円問題や、消費税増税に関するもの、そして増加傾向が見られている空き家の問題に関することです。

いずれも多くの人が関係している経済に関する問題であり、それぞれに対してどのようにすればいいのか、どうすれば得または損をするのか分からないという人も少なくありません。

日本人の給料はなぜこんなに安いのかでは、それらの問題に関してどのような行動が得をして損をするのか、コストとリターンという2つの目線から分析した結果が紹介・解説されているのです。

中には経済学からの分析だけではなく、著者である坂口孝則氏の感想や考えなども含まれており、経済学の書籍としてだけではなく生活の知恵として活用できる内容です。

 

それぞれのテーマを一つ一つ分析している

 

日本人の給料はなぜこんなに安いのかは、それぞれの議題に対して経済学的には何が得/損をしているのか分析しています。

例えば、書籍のタイトルである日本人の給料がほかの先進国と比較するとなぜ安くなっているのかという議題に対しては、日本人の労働に関するコストとそれに対するリターンがどのようになっているのか解説してくれています。

それに伴って日本という国や日本人の労働のコストとリターンに関する考え方や、他の国との違いなども一緒に分析しており、実際にどのような働き方が得をするのかという部分を紹介してくれているのです。

また老後2千万円問題についても、投資をして備えるべきなのか、年金だけに頼っていたら払い損になってしまうのではないかなど、議題に関連して多くの人が疑問に思っている部分を分析しています。

同じように消費税の増税に関しては増税前のまとめ買いや大きな買い物は得か損か、空き家問題についてもレンタルと所有のどちらがいいのか、家を購入すると損をするのかなどの疑問を分析・解説しています。

それぞれの議題に関しては経済学の視点でのまとめが掲載されているほか、最終的に日本の経済に関してのまとめなども考察されているところがポイントです。

 

一言で言えば生活の知恵のまとめ本

 

私が実際に日本人の給料はなぜこんなに安いのかを読んだ際、まず思ったのが「もっと早くこの本を知っておけばよかった」というものでした。

特に消費税増税に関する問題は、2019年12月時点では実施されてしまっている後なので、自分が取った行動が損をしていたのか得をしていたのかを確認するだけになってしまったところが残念でした。

ただ今後も増税する可能性はありますし、その時に備えるという意味では役立つ内容となっていたのではないかと思います。

それ以外の議題に関しても考えさせられたり納得してしまう内容が多く、一言で言えばこれからの生活に役立つ知恵の本として活用できると考えています。

経済学の書籍というと思わず敬遠したくなってしまう堅苦しいものというイメージがありますが、こちらの著書は普段の生活の中にある疑問を経済学の観点で分析しているだけなので、思ったよりも気楽に読める内容です。

またコストとリターンという分かりやすい観点で分析してくれているので、結果的にどうすれば得をして損を防ぐことができるのかがとてもわかりやすかったと思います。
普段経済学のことがよくわからないという人でも読みやすいのではないかなと感じました。

 

経済学の書籍だけど手軽に読みやすい知恵袋的な書籍

 

給料の安さをはじめとして、テレビで話題となった経済的な問題をわかりやすく分析・解析してくれているところがこの本の魅力です。

それぞれの問題に対して、疑問や不安がある人にはお勧めしたい本となっています。

 

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