西野亮廣が著した革命のファンファーレを初めて読み終えたとき、私は仕事への取り組み方が変わりました。
そして今までとは付き合う人も変わり、大切なものがはっきりとして人生すら変わりました。
とても多くの大事なことを記した本です。
むしろ、世の人に提供し過ぎなのでは?と感じてしまう程です。
そんな「革命のファンファーレ」。ご紹介していきます。
信頼をお金に変換していくということ

この本は、これから社会人になる新卒社員の人から今まで長年仕事をしてきた定年間際の人まで幅広い年層におすすめできる一冊です。
内容は、主にある一冊の絵本がスケールしていくプロセスの中でいくつかの方法や実例を織り交ぜて展開していきます。
そして、その内容はかなり現代的に捉えて良いでしょう。
特に広告の戦略でクラウドファンディングを用いたりと、最近盛り上がってきてる事柄も多く含まれていますので、定年間際の社会人にとってもそういった意味で新しい気づきは少なくないかと思います。
それくらいとても新鮮で、わくわくできる内容になっています。
また、この本では仕事において信頼が何よりも効果的であることがいくつもの事例をもとに綴られています。
そして、それが立証できるような内容も丁寧に描かれているため、自分が仕事に対してだけでなく、どんな小さな場面でも信頼を得ることがその後の大きな仕事やその他のことに大きく寄与するのだということが理解できるようになります。
著者は自分が信じる世界を広めるために多くの時間を費やし、努力もしますが手段は必ず選んでいます。
一昔前なら自分の好きなこと、目標を達成するためなら手段を選ばないといった表現が多かったように思いますが、今の時代は違います。
どんな時代でもその時の流行や廃れがあるように、人間の心境も流動性があります。
これが分かっていれば、自分が生きる時代の背景と同じ時代を生きる人間の心境を汲み取った戦略が自分の目標達成に何よりも効果的な手段であることがわかります。
これがとても大事なことです。
この本ではそんなことを方法や考え方も含め、丁寧に説明されています。
芸人ではない西野の世界

「西野って芸人じゃないの?」
こんなふうに思われた方も多いかと思います。
実際、その通りです。
でも、西野は芸人ではない、絵本を書く1人の人間でもあります。
彼は芸人は絵本を書いてはいけないなんて偏見は一切持たず、むしろ芸人であることを土台にして絵本を書く人間になる方向に進んだといったニュアンスを自ら認知してるほどです。
彼は少し独特な考え方を持っています。
それゆえ、全国民から愛される、いわゆる好感度が高い人気芸人といったタイプではないでしょう。
しかし、彼は信頼を獲得することを大切にし、それをどんなときでも決して忘れることをしません。
そのため、彼は芸人のときに得た信頼も、それ以外の場面で得た信頼も、自分の絵本を広げるときに最大限に有効活用していきます。
そして、そこからは芸人ではない絵本を書く1人の人間としての西野亮廣の世界が展開されていきます。
自分がしたいことが応援されてお金になっていく人生が実現できる

この本は、単に仕事の成果をあげる方法論ということではなく、人生という長いようで短いスパンでとれだけ自分の個性を表現し、それが応援されてお金になっていく仕組みを整えていく助言が綴られています。
今まで仕事は生活のための道具の一つとしてしか考えて来なかった人も、この本を読み終えたときにはきっとその考えは変わっていることでしょう。
この本には絵本の広告戦略がとても現代的な切り口から読み解かれています。
しかし、おそらくこの本を読み終えた多くの人は、そのような新規性に惹かれたわけでないかと思います。
なぜなら、この本にはそのような新規性以上に他者への信頼獲得であったり、嘘をつくな!などと抽象的なようで確信をつくメッセージが多く内包されており、それが人間の根本的な部分に刺さるような内容になっているからです。
だからこそ、彼は多くの人間から自分の好きなことが応援される人間になっているのかもしれません。
そして、西野亮廣は革命のファンファーレを起こし続けていくでしょう。
革命のファンファーレを読んで西野亮廣の印象が変わった

この本を読んで、西野亮廣の印象が変わりました。
同時に、自分が広めたいと思う世界のためなら多くの時間を費やし、努力をする人間がどれだけ多くの人を魅了するのかも理解できると思います。
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