プライベートバンカーという仕事と杉山智一とは

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プライベートバンカーという職業をご存知でしょうか?

今回ご紹介する杉山智一氏は、日本でも数少ないプライベートバンカーの第一人者とも言える人物です。

その実績、さらに仕事内容について詳しく見ていきましょう。

 

プライベートバンカー杉山智一

 

まず杉山氏の経歴ですが、1969年に岐阜県で生まれます。

その後、1992年に静岡大学を卒業し、野村證券、三井住友銀行、ソシエテ・ジェネラル信託銀行を渡り歩いた後、シンガポールへ渡星。

プライベートバンカーとして、バンク・オブ・シンガポール、UBIシンガポールで、日本やアジアの富裕層、超富裕層の顧客を数多く持つに至っています。

気になるプライベートバンカーという仕事ですが、前述したように主に富裕層をターゲットに、オーダーメイド型の資産運用・管理をする仕事です。

普通の保険営業マンや証券マンと違うのは、プライベートバンカーは海外、特にシンガポール、香港、スイス、モナコといった金融大国・エリアに精通していて、これらの国々のスキーム(枠組み、計画)を自在に組み合わせた金融商品を提案することが出来るということです。

これにより、様々な規制がある日本では考えられないような、大きなリターンを得ることが出来ます。

この部分は、特に著書である『プライベートバンカー驚異の資産運用砲』でも詳しく書かれていて、その名も「スギヤマスペシャル(プライベートバンカーからの融資、海外の生命保険と海外ファンドを組み合わせた資産運用スキーム)」として紹介しています。

さらに杉山氏の経歴を詳しく知りたい方は清武英利著『プライベートバンカーカネ守りと新富裕層』を読むと良いでしょう。

こちらは杉山氏の著書ではありませんが、物語の主人公として実名で登場しています。

ストーリーも綿密な取材に裏打ちされたノンフィクションですので、杉山氏がシンガポール渡星後に受けた壮絶な仕打ちなど、経歴を検索しただけでは出てこないエピソードが詰め込まれています。

余談ですが、この本の著者である清武氏とは、2011年読売ジャイアンツにおいて渡邊恒雄氏と激しい攻防を繰り広げ、結果として代表を解任された人物です。

この騒動と清武氏の名前は記憶に新しい方も多いかもしれませんね。

 

杉山氏が語る、今の銀行の問題点とこれから

 

プライベートバンカーとして独立して活動している杉山氏は、今の日本の銀行、特に銀行員の働き方に対して危機感を持っていると言います。

杉山氏曰く、バブル崩壊、そして金融ビッグバンを経て従来の経済モデルは大きく変化し、日本の銀行はその煽りを最も受けました。

その結果、今までのような顧客への預金貸し出しによる利益だけでは非常に厳しくなっていったのです。

そこで銀行が目をつけたのが、投資信託や金融証券仲介、さらに保険代理業の手数料による利益です。

これは表面的には成功し、大きな売上をつくることになります。

しかし、当然ながらその現場で働く銀行員は、投資や金融の専門家ではありません。

中途半端な知識を備えた「なんちゃって証券マン」や「なんちゃって保険マン」が急増した結果、手数料最優先の営業手法とも相まって、顧客に損をさせるといったトラブルが頻発しました。

これにはさすがに国も動き、金融庁から警告が出たこともあります。

こうした中では当の銀行員たちのモチベーションも上がりにくく、このままでは近いうちに行き詰まることは目に見えています。

この現状に杉山氏は警鐘を鳴らし、銀行が立ち直るためには2つの方法があると提案します。

1つは富裕層を対象としたプライベートバンカービジネス。

まさに杉山氏のやっていることですね。

そして2つ目が投資銀行ビジネスで、こちらは企業へのアドバイス、資金調達、M&A(企業の買収・合併)などを通して、顧客の企業価値を高めることを目的とします。

どちらにも共通することは、深い専門知識が必要で、なおかつ、これから来るであろうAIの時代に飲み込まれるリスクが少ないということです。

顧客が大きな金額や大きなリスクを伴う決断をする際には、AIよりも、信頼できる専門家が必要だと言います。

そのような言葉からも伝わってきますが、常に厳しいリスクと戦ってきた杉山氏だからこそ、顧客へのリスク管理も徹底し、信頼を勝ち得ているのでしょう。

プライベートバンカー 驚異の資産運用砲の内容と感想

2018年6月17日







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