一生で稼げる金額は1億程度だというのを耳にしたことがありますが、それを1年で稼げる習慣があるとすれば、興味をそそられるのは私だけではないでしょう。
では具体的にどんなことが書かれているのでしょうか?
難しいビジネス書とは違う

様々なビジネス書がありますが、多くが専門用語を使用しており、ビジネス初心者には理解するのが難しいことがあります。
歴史や経済、株などを出されて私のように混乱してしまう人もたくさんいるでしょう。
しかし、山下 誠司さん著書の「年収1億円になる人の習慣」は、何も難しい言葉が使われていないのが特徴です。
そのため、すらすらと読み進められ、読み終わってからは「なるほど」と納得できる内容が書かれています。
当たり前のことを当たり前にこなせ

「経営はスキルよりもセンス」と言われています。
成功者たちの中には学力があって、手に職をつけているような人が多いのも事実ですが、学歴もなければ職歴もないというような人もたくさんいます。
つまりその人にセンスさえあれば、ビジネスは成り立ち成功も手にできるのです。
では、実際に成功者たちはどんなことを習慣にしているのでしょうか?その習慣の中でセンスが磨かれ、また、儲けに結び付いているとするならば、それを知りたいと思う人もたくさんいるでしょう。
そこで、年収1億円を稼ぐ人の習慣を掲載しているのがこの本です。
記載されている36個の習慣の中には、すでに実践しているものがあるという人もいるほど当たり前のことばかりが書かれています。
しかし、この当たり前ができなくなっているのも現代の特徴です。
難しいことを覚えたり、新しいスキルを身につけたりすることよりも、当たり前のことを当たり前にこなすことの方が難しいのです。
習慣というからには、3日坊主になっては意味がありません。
きちんと継続していくことで、初めて目に見える形で成果があらわれるのです。
稼ぐのは決して難しいことではないと語っている

1億円を稼ぐなんて、成功した経営者でなければ無理なのではないかと思う人も多いのではないでしょうか?年収1億円ということは、月収で約840万円程度稼げなければ達成できません。
起業したばかりの経営者の中には年収1000万円を1つの目標としている人がたくさんいますが、そうやって自分でビジネスをしている人以外で年収840万円以上を稼ごうと思うと、企業の上層部にいる人間でなければほぼ不可能に近いでしょう。
つまり年収1億円なんてそう簡単に稼げる金額ではないのです。
しかしこの本には、年収1億円を稼げるような人間になるための習慣が記載されています。
1つ1つは実にシンプルで、決して難しいことではありません。
「5時より早起き」を心がける、食事する場所選びは有名店よりも名店を選ぶなど、ビジネスには一見関係のないような内容が36個挙げられています。
これらの習慣を身につけることで、稼げる人間になれると著者は語っています。
実際にこの本の著者の山下 誠司さんは、専門学校を卒業後に美容師としてキャリアを積み始めました。
当時は年収180万円で、年収1億円なんて夢のまた夢の状態でした。
しかし、これらの習慣を実践していった彼は、31歳にして年収1億円を達成したのです。
本人が経験したからこそ説得力がある内容ばかりで、実際のエピソードも踏まえてそれぞれの習慣を説明しているため、漠然と習慣を真似するのではなく、意味を理解しながら取り組めるようになっています。
今日からやろう!と思わせてくれる本

いろんなビジネス書を読んでみると、今すぐに実践できるものはそう多くはありません。
例えば、「経営はPL脳ではなくファイナンス思考で行うべき」という内容の本がありますが、これは1人でビジネスを行っている個人事業主であればすぐに実践しやすいでしょう。
しかし、多くの従業員をかかえるような企業では、様々な段階を踏んでいかなければならないので、すぐにはできません。
ですが、この「年収1億円になる人の習慣」に書かれている内容は、今すぐにでもやってみようと思わせてくれる内容が多く記載されています。
今すぐ1億円を稼ぐのは無理でも、将来的にそんな人間になれるようにやってみようと思わされました。
年収1億円は不可能ではない!

書かれた習慣を身につけていき、最終的にはそれらを徹底していくことが、成功を手にするポイントとなるのだというのを感じました。
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