【書評】メンタリストDaiGoが今までの常識を覆す、その名は『超効率勉強法』

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テレビのバラエティー番組で人の心の内を読み、世間を驚きの渦に巻き込んだメンタリストDaiGoの活躍は記憶に新しいことと思います。
そんなDaiGoが、今までの勉強法に鋭くメスを入れたものがこの『超効率勉強法』です。

 

学校で習ったことは何だったのか

 

メンタリストDaiGoは冒頭でいきなり、今までに基本的だと思われていたような勉強法を否定しています。

例えば、学校で先生がよく言っていた「ここは大切だからアンダーラインをひいておくように」という言葉です。
そのアンダーラインが大きな意味を持たないことを科学的に証明しています。
下線が情報を整理するためには、かえって邪魔になってしまうということらしいのです。
全体像がぼやけると言った方がいいかもしれません。

そういえば、何かの番組で京都大学出身のロザンの宇治原も「教科書に線を引くのは意味がない」と話していました。
過去の自分のアンダーラインばかりの教科書は何だったのかと恥じ入るばかりです。

 

効率的を超える「超効率」

 

その他にも、自問自答をすることやクイズ形式にして脳に報酬を与えてあげることなどで、効率をアップさせる勉強法が35も紹介されています。

その中には目から鱗の勉強法もあり、どうしてそれが効果があるのかを、とても丁寧に解りやすく解説してあります。
科学的根拠があるので納得できます。

効率をあげる勉強法の本は、過去にたくさん出版されていますが、ここまで「ああ、そうなんだ」と腑に落ちるような本はなかったのではないでしょうか。
それは、やはりメンタリストDaiGoという人物をテレビを通じて知っているという事実も大きいと感じます。

メンタリストDaiGoのパフォーマンスを見ているからこそ、信用してもいいかなと思えるのです。あの驚きの裏には、きちんとした論理と根拠があったのだなあと今さらながら感心してしまいました。

 

もう受験のための勉強はしなくても

 

もう受験をする必要もないので『超効率勉強法』なんて読んで理解したところで何の意味もないと考える人もいるかもしれません。
確かに、学生の時にこの本に出会っていれば、もっと効率的な学習ができて、もしかしたら人生が変わっていたかもしれないけれども、今となっては遅すぎます。

でも、本当にそうでしょうか。
親として、子どもに指導することもできるし、社会人として資格試験にいろいろなチャレンジすることもできます。
そんな時に、この本はきっと味方になってくれるでしょう。

大人になって時間の大切さを覚えたからこそ、物事の効率化を図るのに役にたつ一冊です。
様々なビジネスシーンにも活用できると思います。

この本を読んでいることで、「教えるための勉強法」、すなわちティーチング・テクニックが身につきます。
すると、後輩に仕事を理解させるためにも便利です。
例えば、著書の中にある架空の議論を想像する方法なんて、ビジネスにも利用できそうです。

 

楽をするための本ではない

 

超効率化を賛美することで、努力を否定しているわけではないこと理解してほしいです。
効率化することで勉強、試験の成績アップは期待できます。

メンタリストDaiGoは分散学習をすることで、飽きないようにするのが効率的だといっています。
確かに、人間の集中力はそう長く続くものではないし、長時間、机に向かっていることで脳が疲れてきます。
リフレッシュのための運動が必要なのもよく解ります。

ただ、何事も効率化、合理化をもてはやして、地道に努力するやり方を「馬鹿馬鹿しい」と思う風潮が高まるのを心配する気持ちが自分のなかにあるのも、また事実なのです。少し古いかもしれません。

試験にパスするためなら、短時間で効率的な方法を選ぶのがいいでしょう。
ただ、長く集中していられるように頑張る気持ちを養うのも、勉強のひとつの意義だと個人的には思うところもあります。
もちろん、正しい方向を見てのことですが。

効率化と地道な努力こそが成功へのカギだと思います。この本の内容を理解するだけでは足りません。読んで満足していてはダメですね。実践してこそ意味があるのです。

 

『超効率勉強法』は強い味方

 

メンタリストDaiGoの『超効率勉強法』は、読むことで新しい扉を開いてくれました。
さらに、この本を活用することで、扉の向こうの世界に触れたいです。もちろん、努力は必須です。

 

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