大手広告会社の大広に入社後、様々なプロジェクトに参加して結果を残してきた岩井琢磨さん。
そこで「物語戦略」の著者でもある岩井琢磨さんの経歴について紹介します。
岩井琢磨さんの主な経歴

岩井琢磨さんはコミュニケーション戦略プランナーとして活躍しており、「物語戦略」や「ゲーム・チェンジャーの競争戦略」などの著書を出しています。
1993年に大手広告会社の大広入社しています。インストアプランナーやクリエイティブディレクター、ブランドコンサルタントなどを経て、コミュニケーション戦略の設計に携わっているのです。
新卒での 入社してから広告業界で働いており、店頭の販売促進やクリエイティブの制作など色々な部署を経験している人物です。
その経験を生かし、企業コミュニケーションのコンサルティング部門を立ち上げています。
その部署ではマネージャーを務め、プロジェクト統括も担当しています。
コーポレートアイデンティティや企業コミュニケーションの戦略、社内外へのコミュニケーションの実行を支援しているのです。
部署横断型の事業変革プロジェクトなどにも関わっています。
またこれまでに製造業やサービス業界、流通業界などを中心にブランド戦略や事業戦略、企業の広報の実行支援などのプロジェクトも手掛けています。
論文には「これからの広告を生み出す広告会社よ組織デザイン」があり、日本マーケティング学会会員やマーケティングサロン会員、日本広報学校会員なども務めているのです。
日本マーケティング学会サロン委員として実践と知見の融合を目指し、外部講師や実務家とのディスカッションの場を作っています。
自身も戦略について登壇したり、研究者として対談なども行っているのです。
さらに会社員として働きながら早稲田大学のビジネススクールにも通い、MBAを取得します。
早稲田大学のスクールに通っているときに知り合った同じ研究室の仲間でもある牧口松二さんと共に執筆活動を始めます。
研究室の内田先生監修のもと2016年に物語戦略を出版した経歴の持ち主です。
「物語戦略」は数々の著書の中からインターネット通販サイトの1位にランクインしたこともあります。
企業戦略を分かりやすく解説

代表作でもある「物語戦略」は成功している戦略には人に教えたくなるようなエピソードが存在すること、もしくはどのように戦略やドメインと結びついているのかを説明しています。
成功の理由やその背景に迫っているのです。
そして岩井琢磨さんは「物語戦略」でははビジネスモデルを構成する戦略として、顧客に提供する価値や競争優位性などの仕組みを分かりやすく解説しています。
この要素を強く結びつけたり、独自性を高めて戦略を強化するべきだと言っています。
近畿大のマグロの養殖やタニタの社員食堂、ルイヴィトンやパタゴニアなど身近な企業を例に挙げて解説しているのも特徴です。
著書の多くは企業戦略に関するものですが、経営者ではなくても興味深い内容になっています。
著書の一つである「世界最先端のマーケティング」では様々な企業の戦略も解説しています。
オフラインとオンラインが繋がると企業側だけでなく、顧客にもメリットがあるなど色々な立場の人になって考えられるような工夫をしているのです。
この本でも身近な企業を例に挙げており、ネット通販サイトのAmazonの戦略を紐解いています。
インターネット上とリアルな世界ではどのようなことが起こっていて、どのようにこれから戦って行けば良いのかをまとめているのです。
岩井琢磨さんはオフラインとオンラインが融合したら、さらに効果的な戦略が出来るかもしれないと考えているようです。
このようにどの著書でも誰もが知っているような会社名を出して、本を読んでいる人がより理解を深められるような構成にしています。
分かりやすく説明するだけでなく、マーケティングを行う専門家にも役立つような内容になっているのもポイントです。
積極的に講演会などを行い、戦略の重要性やその仕組みを広めています。
コメントを残す