世の中には多くの職業がありますが、お客様に「選ばれる」ということは大切です。
しかし「選ばれる」ということが如何に難しいかは身をもって感じている人も多いでしょう。
そんな人に読んで欲しい本がこの1冊です。
一流の外資系トップ営業マンが感じたもの

日本国内にも外資系企業は急激に増えています。
日本で創業した国内企業とはビジネスの本質が異なる外資系企業で、トップであり続けるためには並大抵のことをやっていては達成できません。
今回紹介したいビジネス書の著者は、一流の外資系企業で年間営業成績トップをとった実力者です。
そんなトップ営業マンが様々なサービスを受けて感じたことは、会社もお店も商品も、人々に受け入れられているものには共通点があるという事だったのです。
その共通点とは、自らが営業で大切にしていることとも共通する事だったと紹介しています。
通常、営業・サービス業・商品などを同じ視点で並べることはないと思います。
しかし著者はある共通点を見出し、着目したのです。
私たち一般人が気づかなかったこと、そこに気づくことは、日常を少し変えるヒントになるかもしれません。
そんな著者が書いたビジネス書は「だから、また行きたくなる。 伝説の外資系トップ営業が教える「選ばれるサービス」の本質」です。
少しだけ違うことをやってみる

著者である川田修氏が初めに述べていることは、「ほんの少しだけ違う「何か」を提供して、お客さまの心を動かすこと。」ということです。
著書の中では具体的な例も述べています。
例えば、家電量販店でスマートフォンを購入するときに、どのような販売員から購入するかというものです。
ここに当てはまる人物像を、高級ホテルの従業員に当てはめた場合はどうなるかということも書かれています。
多くの人が特定の職種に対して、人物像に一定のイメージを持っているそうです。
しかしその人物像は職種によっても異なります。
川田氏は、この誰にでも当てはまる人物像では、お客様の心を動かすことは出来ないと言っているのです。
平均的なレベルの人物像を少しだけ超えることによって、お客様の心に強く印象を残すことが出来て次のサービスにつながる、これは会社もお店も商品も同じなのだと述べています。
堅苦しくなくて読みやすい

ビジネス書というと、堅苦しい文章になっていて読みづらいというイメージがある人も多いのではないでしょうか。
川田修氏の「だから、また行きたくなる。 伝説の外資系トップ営業が教える「選ばれるサービス」の本質」は、そのような堅苦しさはありません。
これも「選ばれる」ビジネス書としての川田氏の戦略なのかもしれません。
クイズ形式のようなものもあり、難しい漢字が並んでいるわけでもないので、空いている時間に読みやすく、ついつい引き込まれる内容となっているのです。
この本の特徴は、川田氏がおさめた写真も掲載されているという特徴があります。
美しい風景などの写真ではなく、訪れた先での心を打たれたサービスをおさめた写真です。
その写真も、すぐにサービス説明がされているのではなく、読み手が考える間を与えるように記されています。
一方的にこうしたほうがいいと自分の考えを押し付けるのではなく、こういった理由があるからこのサービスが素晴らしいということを納得して読むことが出来ることは、今までのビジネス書にはあまりなかったと感じています。
この本自体が、「選ばれる」に該当すると感じました。
仕事をする多くの人に読んで欲しい

ビジネスに携わっていると、ついつい同じ業種の人が書いているビジネス書に目が行きがちですが、川田氏のように、すべてのビジネスパーソンに訴えかけている本もあるのです。
良いサービスとは、そこに関わる全ての人が同じ共通の意識を持って働くことが前提となります。
そのためにはよりわかりやすいビジネス書が必要となるでしょう。
この「だから、また行きたくなる。 伝説の外資系トップ営業が教える「選ばれるサービス」の本質」は、誰にでも読みやすくわかりやすいビジネス書と言えるでしょう。
管理職からお客様と実際に接する人まで、すべての人が読んでみる価値のあるビジネス書と言えるのです。
人に「選ばれる」サービスを提供する

多くの職種がある中で、成功しているものにはある共通点があります。
それをわかりやすく伝えるのが、川田修氏著「だから、また行きたくなる。 伝説の外資系トップ営業が教える「選ばれるサービス」の本質」です。
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