多くの方は、会社というコミュニティの中で働いていると思います。
その中で、「なんで自分は出世できないのか?」と思ったことはありませんか?
「なんであの人が昇格するの?」
「なんであの仕事で評価が高いの?」

フルコミットメントの仕事をしている人以外は、このような気持ちになったことがあると思います。
私も過去に同じ壁にぶつかりました。
上記は、その時の気持ちです。
大きい会社であればあるほど目が届きにくく、小さい会社であればあるほど感情に偏った評価になりがちです。
出世に必要なことはスキルアップ? ゴマすり? 運?
環境によって評価基準が違うので明確なことは言えませんが、どこで働いていても絶対に必要なことをご紹介します。
これで視野が広がります。見方が変わります。
誰しもが通る道なので、悩んでいる方はぜひ。
まず大前提として、自分と他人を切り分ける

どれだけ頑張っても、評価されないことがあります。
努力の方向が違うとか、嫉妬とか、ただ単に嫌われているだけとか原因は様々ですが、あり得ます!
一つだけ明確な理由があります。それは、「自分の正しいが、他人の正しいと同じではないから」
そうなのです、人はそれぞれ考えが違うのです。
そしてそれは会社単位でも言えることです。
転職市場では前職の給与がとても重要ですが、各会社で評価基準が違います。
そうなのです、横並びにして評価してはいけないのに、日本はしているのです。
つまり、評価には必ず矛盾があります。
今の会社で思うように評価されなくても、他社では高評価ということも存分にあり得るのです。
「自己評価」と「他人から受ける評価」をしっかり区別してください。
そして
「確実にコントロールできるのは自己評価のみ」と念頭に置いてください。
ごっちゃになっていると一生抜け出せずに苦しむことになります。
自分の立場・役割を理解しているか

あなたは自分の立場・役割をどれだけ理解しているでしょうか。
自信を持って「理解している」と言えなければ、出世は難しいです。
理由は、今の立場・役割を理解した上で行動できていないと、臨機応変に対応できないからです。
学生時代のテストを思い出してみてください。
テスト範囲をしっかりと確認し、勉強した人は良い成績を取りますね。
でも良い成績には、2パターンあります。
理解している人と、丸暗記している人。
丸暗記をしている人は、たとえ東大卒でも仕事ができない社員が多いです。
理由は、社会人になると仕事に答えがありません。つまり、学生時代に得意としていた、丸暗記の試験対策が使えないのです。
それはもう、裸で戦場に行くのと同じです。
必ず物事には存在する理由があります。しっかりと本質を捉えて理解しましょう。
仕事でも同じ事が言えます。
「言われたことだけをやる人」はあまり評価されません。「言われたこと」が答えで、上司が作った答えを暗記しているに過ぎないからです。
上司からの評価も「◯◯はちゃんと理解していない」と思われて評価にダイレクトに伝わってしまうでしょう。
そうなると昇格へのチャレンジすら出来なくなってしまいます。
しっかりと立場・役割を理解し、理解していることを発信しつつその範囲の仕事は完璧にこなしましょう!
その過程で、自分の守備範囲外の仕事を無理して行う必要はありません。
設定した自分の目標にも気を使い、しっかり合う動きをしましょう。
上司(昇格先)の立場・役割を理解しているか

次のステップは、昇格先である上司の動きに着目しましょう。
もちろん、自分の立場から上司のすべての仕事を見ることができない場合もあります。
なので気負いせず、「なぜ上司はあの仕事をしているのだろうか」と思ったら都度、自分で確認や上司に聞くなどして、少しずつ把握していきましょう。
要領は自分の仕事を理解した時と同じです。意識する範囲が広くなるだけです。
ここで注意点ですが、あまりにガツガツし過ぎると、上司からしたら、自分のポジションを脅かす存在だと思われるかもしれません。
そうなると上司から見ると「敵」となり、重要な情報が自分の耳に入らないように工夫されてしまう恐れがあります。
そうならないためにも、少しずつでいいんです。
そして自分の目標設定に上司の仕事もこっそり含めて、上司の仕事も理解し始めていると相手に伝わるように表現しましょう。
そうすると評価され、必ずチャンスに巡り合います。
なぜかというと、正しいからです。
大事なことは、本質を捉えること

一番大事なことは、「本質を捉えている」こと。
その物事を深く理解することによって、判断に迷いがなくなったり、前例がないケースが発生しても動じず冷静に対処できるようになります。

本質を捉える方法は、「なぜ?」を繰り返すこと。
繰り返して、歴史にたどり着いて、自分の中で腹落ちしたらゴールです。
同じ物事でも、今までの認識よりも鋭利で、研ぎ澄まされたものとなります。
出世は上司を超えること

上司の後を付き、同じレールを走っていると、いつかは追いついてしまいます。しかし同じレールなので追い抜けません。
一度、物事の本質を理解できるようになると、他のことも全てに応用させられるようになります。
あっという間に上司に追いつき、年齢が若い分、脳の回転が速くすぐに追い越してしまいます。
上司を超えても、過去にお世話になったことを忘れず、尊敬し続けられると良い世の中になると私は思います。