キャリアコンサルタントとして活躍する渡辺秀和氏とはどのような人物なのか。
そしてどのようなキャリアを経て現在に至るのか。
その経歴に迫ります。
経歴

渡辺秀和氏は1971年に東京都で生まれました。
麻布中学校、麻布高等学校を経て1992年に一橋大学商学部に入学しました。
1996年に同大学を卒業して株式会社三和総合研究所に入社してからは、戦略コンサルティング部門に勤務しました。
まずはコンサルタントとしていちサラリーマンだったのですね。
そして同社では4年目にして最年少で同部門のプロジェクトリーダーに昇格、それからリンクアンドモチベーションHRM事業部マネージャーを経験しました。
その後に同社を退職してキャリアコンサルタントとして独立しました。
ある人材会社において5年連続でキャリアコンサルタントとして1位に輝きました。
2008年に株式会社コンコードエグゼクティブグループを設立して、代表取締役社長CEOに就任しました。
コンサルティング会社や起業家に対する転職支援を行っています。
これまででコンサルティング業界、ファンド、起業家などに1000人以上の相談者の転職を支援してきたという実績を持ちます。
私も株式会社コンコードエグゼクティブグループへ依頼させていただいたことがありますが、とても深堀りしその転職のみならずその後の人生にも良い影響を与えています。
2010年には第一回「日本ヘッドハンター大賞」のコンサルティング部門でMVPを受賞しました。
同年に東京大学で正規科目「未来をつくるキャリアの授業」の特別講師として講義を担当しました。
東京大学の学部3年生と4年生を対象にした授業でキャリアプランを考えている学生にとっては大きな刺激になったでしょう。
さらに、数多くの執筆活動をしていてダイヤモンド社からは『ビジネスエリートへのキャリア戦略』、日経新聞出版からは『未来をつくるキャリアの授業』などを出版しています。
この『ビジネスエリートへのキャリア戦略』は日本のビジネスマンに大きな影響を与えた本の1つです。
同書ではキャリアプランをどのように立てたらいいかをメインに書かれていて、年収をあげる方法、異業種に転職する戦略、起業する戦術などに興味がある人にとてもおすすめでしょう。
近年はコンコードキャピタルの運営を通して、経営支援を中心に積極的に事業展開もしています。
独自の視点を持っている

渡辺秀和氏は独自の視点を持ったキャリアコンサルタントです。
これまでさまざまな企業で辣腕を振るってきましたが、同氏が設立したコンコードエグゼクティブグループはその独自視点が数多く取り込まれています。
たとえば、他の人材会社と異なる特徴としては、スカウトメールがないということです。
多くの人材会社においては企業から求職者に対してスカウトメールを送るのが一般的になっていますが、これは求職者、企業、コンサルタントいずれにとってもメリットがないと考えるからです。
求職者には希望条件があり、それに合致した企業にエントリーや応募をするのが一般的なため、スカウトメールが送られてもその希望条件にマッチングしていなければ応募することはほとんどありません。
したがって、求職者にとってスカウトメールはあまりメリットとして感じられないのです。
そして、企業側からしても数多くのスカウトメールを送っても反応がないことが多くて時間と手間がかかるだけに終わってしまいます。
さらに、スカウトメールを送るコンサルタントにとっても負担が大きいです。
求職者には大量のスカウトメールが普段から送られているので、クライアントへの紹介につながらないことが多くて効率的な業務とは言えない側面があります。
また、他の人材会社ではコンサルタントは新規顧客の拡販のためにテレアポを行うのが一般的ですが、エンコードエグゼクティブグループではそのようなことは一切していません。
既に付き合いのあるクライアントをメイン顧客として大切にして関係構築に注力しています。
このように独自の視点から人材会社を運営しているのはとても魅力的だと思いました。
自分に自信があり、必要なことにだけ必要な時間を投じる方なのでしょう。
興味があれば著書を読んでみるといいでしょう。
彼の性格や独自の考えがひしひしと伝わってきます。
人生を通じて、絶対に損はしません。
コメントを残す