仲正 昌樹の経歴とその著書




政治思想史、社会思想史、社会哲学の専門家

 

経歴

仲正晶樹は1963年に生まれました。

広島県呉市に生まれ、広島の県立高校を1981年に卒業してからは東京大学教養学部理科I類に入学しました。
その後、1984年に東京大学教育学部に進学しています。

その後西ドイツに渡り、1989年には東京大学教育学部教育史・教育哲学科を卒業しました。
学生時は教育思想史の堀尾輝久に師事、卒論はシュライエルマッハーとルソーについて書いたそうです。
また統一教会に入信し、東京大学原理研究会にて活動していたといいます。

統一教会とは、旧名称は世界基督教統一神霊協会であり、宗教学ではキリスト教系の新宗教とされています。
統一教会に入信した仲正氏はその後、院試に失敗し1990年から日本の世界日報社により発行される1975年創刊の保守系新聞世界日報記者となります。世界日報記者でも第一戦として活動していました。

そして1992年、東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻のドイツ科に入学しました。
院では麻生建に学び、博士課程進学後、1995年から96年ドイツのマンハイム大学に留学、
1996年「〈隠れたる神〉の痕跡 – ドイツ近代の成立とヘルダリン」で東京大学博士(学術)取得しました。

2008年法学類教授となり、金沢大学助教授職に就き教鞭をとっています。

 

著書

東京大学の院を卒業した仲正氏は現在、金沢大学で法学類教授。金沢大学助教授職についています。

哲学者という事もあって仲正氏の著書には、『今こそアーレントを読み直す』『マックス・ウェーバーを読む』など
哲学・思想を再考するための著書が多くあります。
中でもベストセラー『悪と全体主義ハンナ・アーレントから考える』では、前述した『今こそアーレントを読み直す』で記したハンナ・アーレントの思想の全体を取り上げましたがこの本では全体主義そのものを考察する本になっています。
『今こそアーレントを読み直す』を読んでから『悪と全体主義ハンナ・アーレントから考える』を読むと良いかもしれません。

しかし、そもそも「思想ってなんだ」「哲学はちょっと…」という人も多いのではないでしょうか。
難しそうな仲正氏の著書の中にも、そんな人が一歩踏み入れやすい本があります。

『いまを生きるための思想キーワード』、この著書はメディアやマスコミで頻繁に使われている政治哲学・倫理学系の21の言葉の意味を掘り下げて考えていく、高校生にも理解できるような「仲正流」思想の入門書になっています。

他にも『〈リア充〉幻想―真実があるということの思い込み』『知識だけあるバカになるな!』など学生向けの書籍も多くあります。
特に『知識だけあるバカになるな!』は勉強をしたい、知識をつけたい人はもちろんですが、自分の知識に自信がない人、勉強をし直したい!そう思っている人にもおススメです。

いきなり難しいものに手を出すのではなく、まずは簡単な物から手を出してみても良いかもしれませんね。

また、『Nの肖像統一教会で過ごした日々の記憶』では仲正氏が統一教会で過ごした宗教体験について綴っています。
東京大学に入学した著者が、何故宗教に入信することになったのか。そこで何を体験したのか。
入信してから自力で脱会した11年間が書かれた著書です。

まずは著者の事を知ってから、思想について学ぶのも良いかもしれませんね。
そして、実際に体験した著者が、中立的な立場をとりながら当時を吐露している本書は統一教会など宗教の実態を知るにも良書といえるのではないでしょうか。

難しそうな哲学書から、学生が手を出しやすい入門書まで様々な本を出している仲正氏の著書、初めての哲学・思想の勉強には合っているかもしれません。

「思想家ドラッカーを読む」の感想

2018.06.11









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