実業家の堀江貴文さんが語る多動力に関する著書は、今までの一般常識を覆す魅力がありました。
様々な進化を遂げていく現代だからこそ目を向けるべきことだと思い知らされる内容が記されていましたので、紹介していきます。
本の概要

堀江貴文さんが書いた「多動力」を本屋で見かけて手に取ったとき、私はすぐにその世界に引き込まれました。
そしえて本を読み終え、私が最初に感じたのは「現代的だ」ということです。
決して難しいことばかり並べた文章で構成されているわけではなく、身近な例えを用いて語られていたので、学力が高いわけではない私でも難なく読むことができました。
これからどんどん発展していく技術によって世の中は変化していき、私達の生活が変わっていくだけではなく、それに伴って人々が目を向けるべき事柄も変わっていきます。
物事を広い視野でとらえていくことが大切なのだと感じさせられました。
多動力の真意

情報化社会となった現代では、世界中の人がインターネットを通じて繋がることができるだけではなく、ビジネスにおいてもグローバル化が進んでいます。
業界というものの壁が溶けていき、複数の肩書きやスキルを持って働く時代へと変化してきています。
そんな中で生涯1つだけに集中して極めるという働き方はリスクが高いと堀江貴文さんは語っています。
ではどうすれば良いのかというところですが、そのヒントとなるのが「多動力」です。
1つのことだけを極める忍耐力も大切ですが、縦の壁が溶けている現代だからこそ、視野を広げて様々なジャンルの仕事に携わってみることが自身の成長へと繋がり、仕事に行き詰って限界を感じている人々の救いとなるのです。
多動力の優位性

グローバル化が著しい現代では、様々な情報を簡単に手に入れられる環境が整っています。
例えば飲食店で働いている人でもパソコン関係の仕事を学ぶことができますし、デザイナーをしている人でも製菓を学ぶことができます。
つまり気軽に知識を得ることができる環境が整っているため、興味を持ったものにすぐに挑戦することができ、それを趣味の範囲で留めるのではなくビジネスとして発展させることも可能なのです。
本来はすぐにいろんなことに挑戦したがる人は忍耐力がない、1つのことを続けられないとネガティブに捉えられる傾向がありましたが、逆に現在のように縦の壁が溶けてしまっている状態では1つのことに集中して取り組むことはリスクが高いと言われています。
そこに着目した堀江貴文さんは、複数の肩書きを持った上でいくつもの仕事を同時にこなしていく力を「多動力」と定義しました。
ネガティブに考えられてきた多動力が、大きく生かすことができるような社会に変わってきているということを本書で語られています。
まとめ

飽き性の私ですが、堀江貴文さんの「多動力」を読んで、様々なジャンルに興味を持って学ぶことは悪いことではないと改めて感じました。
現在では、モデルをしながら商品開発を行っている人や、企業で働きながら農園で汗を流している人もいます。
1つの仕事に限った働き方をする必要はないのだと再確認し、もっと興味のあることに貪欲に攻めていこうと感じた一冊です。
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