代名詞は「現代の魔法使い」
経歴と研究業績

科学者の落合陽一氏は1987年9月16日に東京都港区六本木に生まれました。
開成高校を卒業した後は東京大学に2回受験するも不合格で、筑波大学に入学しました。
筑波大学情報メディア創成学類を卒業してからは大学受験のリベンジも兼ねて東京大学大学院に入学しました。
そして東京大学大学院学際情報学府博士課程を修了しました。
東京大学大学院の卒業は飛び級で初の早期修了者になりました。
大学院を卒業してからはIPAの「天才プログラマー」認定、経済産業省の「未踏スーパークリエーター」認定を受けました。
2015年にはWorld Technology Awardの「IT Hardware部門」を受賞しました。
これは青色発光ダイオードでノーベル賞を受賞した中村修二氏以来の快挙でした。
同年に筑波大学図書館情報メディア系助教授、デジタルネイチャー研究室主宰に就任しました。
2017年に筑波大学の学長補佐、大阪芸術大学客員教授、デジタルハリウッド大学客員教授に就任しました。
同年、Pixie Dust Technologies(ピクシーダストテクノロジーズ)のCEOにもなりました。
Pixie Dust Technologiesというのは、音響空間を操る超音波フェイズドアレイ技術の開発などをしている会社で筑波大学と連携してこれまでいろいろなものを開発してきています。
科学者にもかかわらず芸術大学の教授になれるのは、落合陽一氏がメディアアーティストでもあるからです。
落合陽一氏の研究業績としては、コンピューテーショナルポテンシャルフィールドを使った実世界グラフィクスが挙げられます。
空中にプラスチック粒子を浮かせて、それを用いて絵を描くことができるというものです。
実際に動画で見てみると非常に不思議な感じがします。
また、落合陽一氏の名を世間に知らしめた研究業績はやはりコロイドディスプレイでしょう。
これはシャボン玉の膜に超音波を照射して表面に凹凸を作ることで光を拡散させて、シャボン玉の膜にいろいろなホログラムを浮かび上がらせるというものです。
近年はフェムト光レーザーを用いて妖精を召喚させるというデモも行っています。
アニメのようにいきなりこの現実世界に妖精が登場するという錯覚を見せますので、落合先生が「現代の魔法使い」という異名を持つのも不思議ではありません。
人柄

落合陽一氏は常に沈着冷静でときどき感情があるのかなと思ってしまうこともありますが、東京大学を2回受験したり、大学卒業後は東京大学大学院を選ぶなど強いこだわりも持ち合わせている熱い人です。
また、落合陽一氏はユニークな性格をしていることから周囲から「変人」と呼ばれることもあるそうです。
脳科学者で有名な茂木健一郎氏からも変人呼ばわりされるほどです。
ジャーナリストの父親が「ニーチェを読んだことのない人とは話さない」と豪語するなど、おそらく父親の影響を少なからず受けているのではないかと推察されます。
さらに、落合陽一氏は睡眠時間は4時間しか取らないと言っていて、落合先生のトレードマークである目の下のクマはそれが原因ではないでしょうか。
いずれにせよ個性的な天才科学者であることは間違いありません。
今後はどのような研究発表をして世間を賑わせてくれるのか楽しみです。
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