【書評】「お金の真実」著:俣野成敏 が明らかにする日本経済の現実

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本書はお金とは如何なるものかという、本質を考えるきっかけを与えてくれます。
お金自体に仕事をさせることを自己投資と呼んでおり、自己投資の大切さについて書かれています。

 

自分を守るのは自己投資

 

「お金の真実」の著者である俣野成敏は、物事に対する判断力を高めることが大事だと述べています。
自らの価値観や考え方、そして知性を磨くことで自分の判断力が高まります。
判断力が高まれば自分の行動領域も広がり、ビジネス上の選択範囲も増えると書かれています。
知識や判断力が広がるのは、自分の持つ地図が広がることでもあります。
大切なのは地図を広げることではなく、その中で如何に行動するかにあります。

第1章では日本の未来についての、残念なお知らせが記されています。
著者が広げた地図では、日本は殆ど沈没しかかっています。
それはお金を軸にして見るとよくわかります。
結論から言えば、筆者は「自分の身は自分で守るべし」と主張します。
そして、自分を守る方法は自己投資だとし、第2章以下では自己投資の際のテクニックや自己投資の考え方などを解説しています。

 

節税と自己投資がカギ

 

本書では税金対策に関して、かなり強調して述べられています。
それは節税関連の記述が第1章に配されていることからも分かります。
私たちが納めている税金について、事細かに著者は書き記していました。
その事だけでも、本書には充分な投資価値があります。
それに加えて、この国の財政状況の真実を知ることができ、自分の将来設計に役立てられるものです。
本書の読者には現在の自分の収入を、少しでも向上させたいと考えている人が少なくありません。
それには節税と自己投資がカギであると、著者は述べています。

難しい専門用語などは使われておらず、経済の素人でもストレスなく読めるよう配慮されています。
日本の将来性に関しては、かなり著者の独創性が発揮されていました。
それを全て鵜呑みにはできないまでも、未来を変えたい思いは伝わります。

 

労働だけがお金を得る手段ではない

 

著者が読者に伝えたいことの一つは、労働だけがお金を得る手段ではないことです。
投資やビジネスのオーナーとして稼ぐのは、決して特別なことではないと言います。
労働が時間の対価として収入を得るのに対し、投資やビジネスは知識や経験の対価として報酬を得るものです。

また、投資やビジネスはリスクを伴うものでもあり、リスクの対価としても報酬につながります。
逆に知識や経験を得るには、対価を払って専門家等から学ばねばなりません。
そして、リスクを回避するには、対価を払って保険をかける必要があります。

知識や経験は情報という単語に置き換えることも出来ます。
即ち、時間や情報、そしてリスクは全てお金と対等関係にあります。
それ故、時間としての労働のみを価値があると考えるのは、的が外れていると言えます。

 

信じると決めた人物に喰らいつく

 

本書には具体的にお金を儲ける方法が書かれてはいませんが、お金に対する意識改革にはつながると思います。
自己投資が本業になれば、「サラリーマンを趣味にする」ことも戯言にはなりません。
但し、日本社会では自己投資を推奨する気配も情報もありません。
それは企業の原理というものが、歯車としてのサラリーマンを必要としているからです。
企業の原理は国家の原理とも通じており、従順な納税者の育成にしか現在の国家は関心がありません。
それ故、お金に対する意識改革に成功した人間は、社会から叩かれる運命にあります。
それでも、自己投資による可能性に賭けるのであれば、成功者に学ぶほかありません。
本書には世間が何と言おうとも、自分が直感で信じると決めた人物に喰らいつくことが大切だと書かれています

本書の中には、事実と向き合うことの怖さにも言及されています。
何も知らずに言われるがままに生きるのは、ある意味楽なことです。
日本経済の真実も知らなければ、何も心配することはありません。
仮に現在乗り込んでいる船が沈みそうになったら、別の船に逃げ込めばいいだけの話です。
但し、将来必ず逃げ道が無くなっていること分かる、と著者は断言します。

 

自分で舟を用意する

 

本書に記されている日本経済の現状が事実であれば、その時は間違いなく訪れることになります。
その時になって後悔しないためにも、自分で舟を用意しておくことは無駄ではありません。

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