プロサラリーマンの若き指導者である俣野成敏氏の経歴を振り返ります。
これまでの経歴

俣野成敏氏は1971年に福岡県の北九州市に生まれました。
大学を卒業した1993年に東証一部上場の大手メーカーであるシチズン時計株式会社に入社しました。
しかしながら、会社の経営がうまくいかず30歳を目前にしてリストラ候補になってしまいます。
それに大きなショックを受けるも一念発起して社内のベンチャー制度に応募して主に在庫処分を担う会社を企業しました。
その新規事業を年間売上14億円の規模の会社にまで育て上げました。
そして、2004年に33歳の若さでグル-プ130社の最年少役員に抜擢されるほどの活躍でした。
40歳になったら本社に戻って史上最年少の上級顧問に就任しました。
ここまで変わったのはリストラ候補になる前と後でサラリーマンとしての自覚に目覚めたからと本人は言っています。
リストラ前はとにかく言われたことをただ行えば定年まで会社にしがみつくことができるという考えでしたが、リストラ候補になった後は自分自身がスキルアップをしないとサラリーマンとして生き残ることはできないし、自分自身成長しないと考えを改めたそうです。
このあたりの事情については自身の著書である『プロフェッショナルサラリーマン』や『一流の人はなぜそこまで、◯◯にこだわるのか?』に詳しく載っています。
ちなみに、これらのシリーズはそれぞれ発行部数が10万部以上になるというベストセラーになりました。
2012年からはグループから独立して、フランチャイズ店を経営するビジネスオーナーをしながら投資活動や執筆活動をしている状況です。
これまでの著作の累計発行部数は50万部以上です。
著書だけでなく有料メルマガも定期的に配信していて、その名前は『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」実践編』です。
これは「まぐまぐ大賞1位」に2年連続で選出されました。
また、私塾「プロ研」を立ち上げてプロのサラリーマンの育成にも注力しています。
さらに、一般社団法人日本IFP協会金融教育研究室の顧問も務めています。
俣野成敏氏の考え

俣野成敏氏の著作で個人的に感銘を受けたのはいろいろとありますが、その中でも『トップ1%の人だけが知っている「仮想通貨の真実」』は名著です。
仮想通貨はいまでは誰もが聞きなれた言葉ですが、その運用方法やそのリスクについて詳しく知っている人はあまり多くいません。
私もその1人でしたが、この本で俣野成敏氏独自の仮想通貨とのつきあい方が書かれていて、なるほどと何度も頷いてしまいました。
特に、リスクについて事細かに書かれていて、読者がどのようなことを気にしているかを想定して書かれているのも、さすがはプロのサラリーマンだなと思いました。
また、13万部もの発行部数を誇る『一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか?』も同氏の考えが色濃く書かれているものです。
ここでは組織におけるルールを守ることの重要性とときにはルールを破ることの大切さが書かれていて、とても納得しました。
仕事をしているときには上司からの許可を得てから物事を進めないといけませんが、上司の許可を得ずに事後報告の形を取ってでも顧客を優先しないといけないときがあるというのは自分のサラリーマン生活を鑑みるとそのとおりだなと思いました。
さらに、プレジデントセレクトの小学館文庫の『プロフェッショナルサラリーマン: 「リストラ予備軍」から「最年少役員」に這い上がった男の仕事術』ではプロのサラリーマンとアマチュアのサラリーマンの違いについて書かれていてとても参考になりました。
周囲といかに違いをつくるかがプロだと思っていた私には、自分の考えを後押ししてくれた気持ちになれて仕事に対するやりがいも見出せました。
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