本書を読んでからというもの、毎日の生活が非常に楽になりました。
超ストレス解消法とは?
現代の日本で生活するうえで、何かしらのストレスを感じずにいられる方はほとんどいないのではないでしょうか?多くの方が自分の抱えているストレスと向き合いながら生活することを余儀なくされています。
そんな中で、そのストレスに押しつぶされてしまい心を病んでしまう方も少なくありません。
本書は、そんなストレスと向き合い、ストレスに打ち勝つための武器を私たちに授けてくれます。
まず初めに、この『超ストレス解消法』著者の鈴木祐さんは、「パレオな男」というブログやニコニコ動画にチャンネルを持っている方で、本を読んだり論文をまとめたりするのが趣味の方です。
その知識量は圧倒的で、昔テレビによく出演していたメンタリストのDaiGoさんが日本で一番尊敬している人物であると各所で言っているほどです。
DaiGoさんも豊富な知識を持ち、何冊もビジネス書を出版していますが、その知識の源となる最新の論文の斡旋や提供を行っているのもこの鈴木祐さんです。
そんな豊富な知識を持つ鈴木祐さんが手がけた本書では、最新の学術論文を根拠としている、ストレスの解消法を100個紹介しています。
各ストレス解消法をレーダーチャートを用いて、科学的な信頼度、効果の高さ、即効性、持続時間、手軽さ、という5つのポイントから評価しているため、どの解消法が自分に合っているかということを、グラフで分かりやすく確認することが出来ます。
具体的なストレス解消法について
本書で紹介されている100個のストレス解消の詳細は、実際に本を読んで確認してほしい限りですが、100個の内からいくつか紹介したいと思います。
①ブリージング・メディテーション
これは、いわゆる呼吸瞑想のことです。
瞑想というと、ヨガや仏教僧をイメージしがちでスピリチュアルなイメージを持つ方も多いかもしれませんが、実は瞑想はストレス解消法のなかでも圧倒的効果を持った方法の一つです。
その効果はハーバード大学をはじめとする数多くの有名大学のお墨付きで、近年瞑想を取り入れる企業も増えているほどです。
このブリージング・メディテーションは、瞑想中の自分の呼吸に全神経を注ぎます。
方法は非常に手軽かつ簡単です。
例えば、8秒数えながら息を吸って、8秒数えながら息を吐きます。
ポイントとなるのは、呼吸だけに集中することで、過去や未来のことを考えなくなることです。
悩みや心配ごとというのは過去や未来に対する不安から発生することが多いため、現在の自分にのみ集中することで不安から逃れ、ストレスへの耐性を得ることが出来ます。
②グリーン・エクササイズ
パソコンのホーム画面を自然の画像にしたり、自宅に観葉植物を置くだけでストレスが解消されるという実験結果があるように、人間には自然と触れ合いたいという本能があるということは、心理学の世界では常識となっています。
今回紹介するグリーン・エクササイズというのは、読んで字のごとく自然の中で運動することです。
といっても激しい運動をする必要はなく、自然のある公園や道を5分ほど散歩するだけでも十分な効果を得ることが出来ます。
さらにいうと、運動をせずに自然の中で座って本を読むだけでもストレスを解消することが出来ます。
それだけ自然との触れ合いが人間にとって必要ということです。
実際にストレス解消法を試してみて
本書で紹介されているストレス解消法のうち、私は20個ほどを試してみたのですが、驚くほどに毎日の生活は変化しました。
私はメンタルが決して強い方ではなく、上司や同僚の何気ない一言や悪意に傷つき何日も引きずったり、仕事の多忙さからくるストレスに耐え切れなくなりトイレで吐いたりすることは日常茶飯事でした。
しかし本書のストレス解消法を実践してみてからというもの、人からの少々の悪意や発言は聞き流せるようになり、気分のリフレッシュは上手くなりトイレで吐くことも一切なくなりました。
今になってみれば、いかにストレスが自分を苦しめ、生きづらくさせていたのかを身にしみて実感することが出来ます。
ストレスへの向き合い方で人生は変わります。
ストレスに打ち勝つためには
今回の記事では、鈴木祐さんの『超ストレス解消法』について紹介しました。
現代社会において、自分の幸せをつかむため、もしくは守るために最も必要となるのは、ストレスとの戦い方なのかもしれません。
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